2007年5月8日火曜日

Q13:スタッフを早くたくさん集めるにはどうしたらいいの?

A13:次の手順で、できることからコツコツやってみてください。「急がば、回れ」です。

 

もっとも、スタッフを集める際に「お願い」「手伝って」「~してくれませんか?」は、禁句です。

むしろ、「面白そうと思ったら、ぜひ~してみませんか?」と呼びかけるほうが、受け身ではないスタッフが集まります。

【関連リンク】

Q18:運営スタッフには、どんなタスク(業務)があるの?

 

そして、「社会起業」に関心のある人のみに声をかけるのではなく、タスクそのものに興味ある人を探したほうが早いことも忘れないでください。

そもそも、ほとんどの人が「社会起業」を知らないので、知っている人だけに声をかけていたら、スタッフはなかなか集まりません。

 

では、運営上の各タスク(役割)を担当するスタッフをどうやって公募するかについて、下記に説明します。

 

●ふだんから仲の良い友達の中から、12名を誘う

職場や学校での友達やマイミクさん、趣味の仲間、勤務先の仲間などに「こういうイベントを夏にやるんだけど、興味ある?」と尋ねてみてください。

社会貢献に多少なりとも興味があれば、1名くらいは話にのってくれるでしょう。

その際も、「手伝って」とお願いするのではなく、「社会起業家にインタビューしたり、テレビ局や新聞社に取材してもらうように動いたりするんだけど、興味ある?」と尋ねるのです。

もし1人も「面白そう。じゃ、一緒にやろう」と言ってくれる人がいなかったら、「こういうことに興味を持ってる人を紹介してくれない?」と頼めばいいのです。

 

mixiやブログを利用する

Mixiには、動画・レビューの上に「友達を探す」という検索エンジンがあります。

まず、これをクリックし、開かれたページの検索キーワード欄に「社会起業」(もしくは社会貢献、コミュニティビジネス、まちづくり、起業、NPO、地域活性、フェアトレードなど)の1語をスペースを取って入力し、「自己紹介を含める」にチェックを入れます。

そして、年齢を18~45歳程度に設定し、現住所をミーティングが行われる県と市の名前を入力して検索してみます。

そこで検索結果を見て、「はじめまして」というタイトルで、この夏に「社会起業支援サミットin ~」を行うことを知らせ、CCCの公式サイトのリンクとmixiコミュニティ「社会起業支援サミット2009へのリンクを張り、「ご関心がありましたら、ぜひスタッフとして参画してみませんか?」と誘ってみるのです。

その際、上記のコミュニティの地元のスレをリンクすると、社会起業家リンク集があるので、興味を持ってもらえそうです。

また、mixiコミュニティで、地元の県に関係するものがあれば、「○○県を元気にしよう!」というスレッドタイトルをつけて、社会起業支援サミットの開催と運営スタッフの募集をしてみるといいでしょう。

他にも、にほんブログ村の入力欄に自分の住む県名を入れ、「メンバー」検索で「現住地」を指定すれば、同じ県内に住んでいる人のブログが見つかるので、ブログを見てメールアドレスを探し、メッセージを送るといいでしょう。

もちろん、自分のmixi日記やブログなどにも、スタッフを公募していることを知らせるのです。

そこにもCCC本部へのリンクを張ってください。

また、同様にGoogleのブログ検索で「社会起業」について記事に書いている県内在住のブロガーを探して、コメントやメールで誘ってみてください。

 

●地元の大学で社会起業を教える教授を探してメールし、ゼミ生を誘う

どんな県にも大学があります。たとえば、「長野県の大学」でGoogle検索すると、以下のようなページがヒットします。

http://www.schoolnavi-jp.com/univ/u20nagano.html

この大学の中で「工業」や「看護」などの専門性を問わない大学のホームページを見てみると、「研究者総覧」もしくは「教員紹介」の中でメールアドレスを公開している教授がいます。

その中でも、「社会起業」「事業型NPO」「地域活性」「まちづくり」「市民運動」「ソーシャルアントレプレナー」などの授業をしている先生がいたら、メールで「ゼミ生と一緒にスタッフとして参画しませんか?」あるいは「ゼミ生に知らせていただけませんか?」と呼びかけてみるのです。

それが大変だと思われる場合は、下記サイトで同じように検索してみてください。

http://read.jst.go.jp/

 

●地元のまちづくり・まちおこし団体を探す

どこの街にも、まちづくりのためのNPOや、社会貢献を行う大学のサークルなどがあります。

そうした団体を「県名」と「まちづくり」と「団体」と「社会貢献」でニュース検索すれば、一緒になって運営したいと考える人たちの存在に気づくでしょう。

 

●スタッフ公募を担当する専従スタッフをつける

キックオフ・ミーティングで35名しか集まらなかった場合、スタッフ獲得の専従スタッフを指名してください。

同時に、次回のミーティングでは、各自1名ずつの新規スタッフと一緒に集まるように呼びかけてみてください。

社会起業家について最初はみんな知らないので、むしろタスクにある「映像制作」(社会起業家インタビュー)や「メディアへの売り込み」(マスコミ志願者向け)などを面白がってくれる人材を当たるといいでしょう。

 

●タスク別にスタッフを探してみる

広報担当スタッフであれば、サミットの開催を取材してもらうように働きかけることを口実に県内のマスメディアに連絡を取って足を運ぶことができるので、マスコミ志望の大学生に声をかけるといいでしょう。県内の大学でマスコミ研究会のサークルや文学部でマスコミ業界への就職を考える人を探したり、mixiコミュニティで探してもいいかもしれません。

また、記録担当スタッフであれば、映像の専門学校や映像学科のある大学を探し、ビデオカメラを回して取材するのが好きな学生を探してみましょう。

同じところで、デジタルカメラによる静止画撮影が好きな人で、まちづくりや社会貢献に興味ある人も見つかると思います。

記録係には、社会起業家へのインタビュー記事を運営ブログにアップするスタッフも必要ですが、これも地元のフリーライター志願者やマスコミ志望の学生の集まるところへ声をかけてみるといいでしょう(もちろん、既にプロの方を誘うのも有効です)。

ちなみに、CCC本部でもこのデータを専門学校に送ったことがあります。

 

サミット開催を告知するプロモーションビデオを面白がって作ってくれる人や、サミットの地元開催のキャンペーン・ソングを駅前のストリート・ミュージシャンにお願いしても面白いかもしれません。

サミット当日には、出演者である社会起業家が登場した時にその方のテーマソングを会場に流すDJがいたら面白いと思ったら、ぜひDJとして参加したい人を呼んでみるのもいいでしょう。

 

同じように、サミット開催告知のフライヤー(チラシ)をデザインしたい専門学校生や、サミット当日の全体の仕切りをしたいイベント・ディレクター経験者を探してみるのもいいかもしれません。なるべく「楽しく無理なく有意義なサミット」を心がけてください。

ぜひ、社会起業家へのインタビューに同行し、地元に隠れたヒーローたちがいて、それを市民の力で発掘し、みんなが知るチャンスをイベントで作れば、社会起業家が仕事をしやすくなり、地元の町がもっと明るくなるということをコンセプトに、映像や歌などを作ることでスタッフになってもらい、他のタスクにも関わってもらいましょう。

このように、そのタスクを自分なりに楽しんでやるような人を探すと、みんなで楽しくサミットを運営することができ、動きが活発になるのです。

なので、mixi検索をする際も、「映像制作」「インタビュー」「マスコミ志望」という言葉で探してみてもいいかもしれません。

とくに、キックオフ(初顔合わせ)・ミーティングの際は、3~5人集まれば合格です。

あまりに人数が多いと、何をやるのか、なぜやるのかという気持ちの共有ができず、次のミーティングに議論が持ち越されるなど、なかなか作業が先に進みません。

 まずは、3人を目標にキックオフ・ミーティングを開いてみてください。

 

【関連リンク】

Q18:運営スタッフには、どんなタスク(業務)があるの?



●CCCの公式サイト

●mixiコミュニティ「社会起業支援サミット2009

「社会起業支援サミット」運営マニュアル

●スタッフ募集のフライヤー

●ソーシャルベンチャー社会起業家ない

社会起業家ブッリスト

●無料通話できるスカイプのダウンロード

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文責:今一生(社会起業家支援委員会・代表代理/Create Media代表)