A20:スタッフがワクワクしながら役割をまっとうできるように、なるだけニコニコしていてください。
「市民が社会起業家を支援する」という画期的でステキなソーシャル・アクションを実行するのに、マジメな顔ばかり見せていても、面白くありません。
人は、「それ、面白い!」と思ったら、進んで動きます。
だから、スタッフそれぞれの役割の大切さを説明するだけでなく、そのタスクをその人なりに面白がれるようなアイデアを出し合ってみてください。
それには、スタッフそれぞれが何に興味を持っているかを尋ねればいいのです。
たとえば、学生が「就職先や進路に悩んでいる」のなら、「社会起業家のインタビューに行ってみない? 人の役に立ちながらどうやって収益を作り、自分の生活費を作っているかがわかるかもよ!」と説明すれば、興味を持ってくれるかもしれません。
たとえば、地元出身のミュージシャンの音楽が好きなら、サミット開催日までに地元でライブをやるような予定がないかを確認し、そういう予定があるとわかったなら、所属事務所に手紙を書いて「このサミットに向けて1分以内のビデオメッセージをいただけませんか?」と頼んでみるのもいいでしょう。
自分の好きな有名人とつながるタスクを作るなど、ふだんならできないことも、サミット運営を口実にしていろいろできるので、自由な発想で遊んでもらって構わないのです。
そうした楽しい発想とセットで「6つの支援」が果たされれば、スタッフワークがきっと楽しくなると思います。
このように、スタッフ各自にそれぞれあらかじめある興味と、サミット運営上のタスク(役割)をマッチングし、ただ「必要だからやってもらう」のではなく、「楽しく無理なく有意義な」アクションとして、自分自身もワクワクするように運営できるようにしてみましょう。
なお、30代以上の発起人は、キックオフ・ミーティングでスタッフが集まったところで各タスクの部長を決めると同時に、機動力のあるより若いスタッフを「リーダー」に指名し、みんなのタスクが〆切までに進んでいるかのチェック係として後方支援(フォロー)する立場になってください。
そのほうがブログの記事も頻繁に更新できますし、スタッフ全体の動きが良くなり、「6つの支援」をまっとうしやすくなります。
そして、(これが肝心なのですが)それぞれの班に具体的なタスク(役割)と「いつまでにそれをやるのか」という〆切をはっきり伝えてください。
これを丁寧に伝えることで、スタッフは期日までにやるべきことをまっとうしてくれるのです。
なので、会場予約ができたら、逆算的に「いつまでに~をする」を割り出して、各班に伝えてください。
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文責:今一生(社会起業家支援委員会・代表代理/Create Media代表)